生徒会室に少女漫画の暴風。『かぐや様は告らせたい』64話をネタバレレビュー

作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい64話より
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少女漫画ネタは終わっていなかった

どうも、いなかです。

この記事では、作・赤坂アカのヤングジャンプコミックス「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」64話のネタバレレビューをします。

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前回の時点では、てっきり単発のネタだとばかり思っていた少女漫画ネタが、まさかの2週連続。かぐやが蚊帳の外っぽい感じだったので、赤坂アカ先生も消化不良と感じたんでしょうか?

というわけで…なのかどうかはわかりませんが、今回は80%くらい少女漫画仕様の回となっております。

前回は頑なに少女漫画を拒絶したかぐやだったが…

63話では、「今日あま」を全力で薦める生徒会の面々を完全にスルーしていたかぐやでしたが、なんだかんだ帰宅後すぐにリサーチした模様です。

そこら辺は、かぐやはむしろミーハーな方ですよね。占いとか大好きだし。

作中では御行と仲良くなって丸くなった状態ばかり描かれているせいもあるのでしょうが、話題にあがったものは一通りチェックしている印象があります。(話題にあがりそうなものを、先んじてチェックしている場合も多々)

そんな人が生まれて初めて少女漫画を読んだら、どうなるかはわかりますよね?

作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい64話より

これは…即落ちですね…

前回御行が言っていた、「初めて読んだ漫画は面白く感じるもの」というのはあると思います。

もちろん絶対とは言いません。

でも、生まれて初めて読む漫画が、人気になるようなクオリティの高い作品なら、好きになる確率はかなり高いように思いますねー。

少なくとも、かぐやはそのタイプでした。

愛ちゃんは普段から漫画も読んでそう(他のキャラに比べれば)なイメージですけど、一緒になって号泣してましたねえ…。可愛かった…。

生徒会室がキラキラ☆

前回の時点で、男性陣は既に少女漫画脳になっており、今回更にかぐやまで少女漫画脳になってしまいました。

その結果がコレです↓

作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい64話より

なんと!男性陣がイケメン化した上、生徒会室が謎のキラキラしたオーラに満たされたではありませんか!

石上ですら、普通に乙女ゲーのクールキャラで通りそうなキャラデザに変貌しています!

むしろ元が明らかな陰キャな石上の方が、上昇幅が大きい気がします。御行は普段から普通にイケメンですからね。

しかも今回の石上は攻めるんですよ。

水族館のペアチケットを巡って、御行とかぐやの取り合いになります。「かぐやの取り合い」とかいうフレーズを使うのはこれが最初で最後かもしれません。

相当なパワーワードですよ、「かぐやの取り合い」

作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい64話より

もう今回は、全編にわたってお花舞いまくりです。

まあ、この取り合いの原因になったチケットは、かぐやがどこからともなく取り出したものなんですけど。

作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい64話より

少女漫画風になっても、やることは相変わらずという感じです。むしろキラキラ仕様になっている分だけゲスさが際立って見える気すらします。

フォローすると、かぐやも「御行と石上に自分の取り合いをさせよう」と思ってチケットを仕込んだわけではなかったんです。もともとターゲットは御行だったんですよ、もちろん。石上が自分と二人で行きたがるはずないと思っていたんですね。

でも、今日の石上はかつてないほどにオフェンシブ。

「じゃあ四宮先輩 僕と行きます?」

などとあっさりと言ってのけます。

完全に少女漫画脳に侵されているかぐやは、二人の男子が自分を取り合っているのがまんざらでもない感じに。複数の異性が自分を取り合ってたら、まんざらでもなくなる気持ちもわかりますけどね(笑) 人間、ちやほやされたら嬉しいものです。

あっさり少女漫画脳から脱した千花ちゃん

こういう混沌とした空気を破壊してくれるのはあの人しかいません。

作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい64話より

ほんとにマイペースなお方ですわあ…。相撲ネタ…。

しかも少女漫画脳に侵されていません。普段からそういう思考だからか、それとも千花ちゃんだけは読んでから時間が経っていたからでしょうか。

とにかく、千花ちゃんの登場によって、キラキラした空気は雲散霧消。

…と思いきや、それもほんの一瞬でした。ノーマルモードの千花ちゃんを置き去りにして、かぐやをどっちが保健室に連れて行くかでまた石上と御行でかぐやの取り合いになります。

もう好きにしてって感じになります(笑)

かぐや、訳の分からない思考に陥りデートの誘いを無駄にする

かぐやを保健室に連れて行くための取り合いは、最終的には半ば強引に御行がかぐやを連れ出す形で決着します。

そこで、御行は聞きます。

四宮はやっぱ…水族館行きたいか?

しかし、感極まってしまったかぐやは、何を考えたのか「行かなくていいんです」と答えてしまいます。

作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい64話より

私にとって ここが水族館ですから

訳が分かりません。

いや普通に考えれば、こういうことなんでしょう。かぐやにとって、どこに行くかはさほど問題ではなく、誰と行くかが問題だったと。

もともと目的は御行と2人でどこか行くであって、今この瞬間、すでにそれは達成されているのだと。

う~ん、それにしても、改めてデートに行ってもいいのでは、と思うんですけど…かぐやの気持ち的には満足だったということでしょうか。

いや!でも!なんだかんだ言って、次回は水族館デート回来るか!?とこの頃にはまだ思ってたんですよ。でも最後のコマで石上と御行が二人で水族館行っちゃいましたからね…。

久しぶりにデート回見たいんですけどね、次号もなにやら「今日あま」を引っ張りそうな雰囲気すらありますよ。

ミコの出番は皆無。少女漫画とミコの親和も見てみたかったんですけど、そこは次回に期待していいんでしょうか。

千花ちゃんの出番が少なかったのも、何かの布石…?やばい、なんか連休前の合併号が楽しみになってきましたよ。

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