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生徒会のギスギスした空気を紛らわすため、みんなでミコちゃんと遊んでみる
どうも、いなかです。
この記事では、作・赤坂アカのヤングジャンプコミックス「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」62話のネタバレレビューをします。
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今回は6巻の発売記念の意味もあるのか、扉絵カラーでミコの役職を発表という、とても華やかな回でした。
ミコちゃんの役職は…『会計監査』。
会計は石上なので、どっかで絡みがあってもよさそうなもんなんですけどね。
まあそこは、フラグや伏線を張りつつも回収しないのが「かぐや様」なので、あまり期待せずにのんびり待ちます…。
ミコちゃんは怒っている
新生徒会が発足してから、今回で第三回となるわけですが、その間に作中ではたった一週間しか時間が経っていなかった模様です。
たった一週間の間に、二回も下ネタのオチ要員にされちゃ、さすがのミコちゃんも怒りますわ。
空気も悪くなると言うものですよ。
しかもそういうところで融通の利かないことに定評のある伊井野さんなので、先輩とか関係なくガンガン行っちゃうんですよねー。
姿勢はほんと立派なんですけどね。正論言うのって勇気いるじゃないですか。その勇気を、相手によって出したり引っ込めたりしないっていうことですから。
ただ、勇気を出して言うにしても、言い方っていう要素もありますからね。
そんな中、とうとう石上とミコの初カラミが。
たしなめる石上を一蹴…という構図なのですが、切れ味がよすぎて逆に「実は凄く気を許しているのではないか」という解釈すら成り立つレベルですわ。
実際そうだといいんですけどねえ。記念すべき初カラミはこんな感じで終了。
会計と会計監査の関係なので、もっとマメに監査してくれると嬉しいんですが。
千花ちゃんがミコで遊び始める
「時に厳しく時にやさしく、人を叱るのもメリハリが大事なんだよ!」
それらしいことを言って、後輩で遊び始める千花ちゃん。
この「遊び」なんて、一歩間違えればとんでもなく陰湿ないじめに繋がりかねないやつなんですけど、そこは節度を持った生徒会の皆さんなので、遊びの域は出ません。さすが、紳士淑女の集団なだけはあります。
あるんですけど、かぐやなんかはまったく興味を示さず。
石上だけがミコをおちょくるようにニンテンドースイッチでマリカーを始めて、それを見て怒るミコを千花ちゃんが止める…だけで終了します。
実質なんと2ページで終了。
単に生徒会室で堂々とゲームで遊べた石上の一人勝ちという感じですね。あーまあ便乗して御行もマリカーやってるしかぐやもそれを楽しそうに見てるから、ミコの一人負けと言ってもいいかもしれません。まあ、これぞ石ミコって感じですね。
千花ちゃんが次の遊びを考え付く
この辺から、なんというか場が混沌(カオス)になるんですよね…。
千花ちゃんがどんどーんと「次は○○しましょう!」みたいな発言を立て続けに言い出し、なんだかんだ周りの皆もそれに乗っかってしまいます。
「デコった写メを取ってインスタに乗せましょう!」
「ミコちゃん可愛い!次はかぐやさんも一緒に!」
「何か物足りないですね!みんなで変顔しましょう!」
こんなノリです。それが周りにも伝搬して…という感じ。まさにカオス。
正直、「かぐや様は告らせたいダークネス」以来の混沌を感じました。
最後は千花ちゃんの小悪魔っぽいスマイルで締め。
ミコちゃんもなんだかんだ、撮った写真が欲しくなってしまったものの、千花ちゃんからはチクリと刺されてしまう…という図。完全に千花ちゃんのペースですもんねー。
でも、嫌味な感じは全然なくて、微笑ましい感じで終わっています。そのうち、本当にノリノリになったミコちゃんも見たいですね。
総評:久しぶりの千花ちゃん回だった
序盤にミコちゃん回と思わせて(実際今までよりは出番多い)実質的には千花ちゃん回という、フックの効いた回でした。
後半は完全に千花ちゃん無双。言う事がコロコロ変わって、どんどん新しい遊びを思いついては周りをそれに巻き込んでいくという、ある意味ですごく女子高生っぽい感じがビシビシと伝わってきましたねえ。
周りもなんだかんだ言って話に乗ってしまうし、カオスを楽しんでしまう…という、終わってみれば、みんながハッピーな回(笑)
最後に御行と石上がどんな変顔を披露したのか気になるところですが、そのあたりはぼかした方が余韻になるんですかね。かぐやの変顔だけで十分パンチありましたからね。
かぐやも、自分の変顔を代償に御行(石上に対しては単なる逆襲目的でしょう)の変顔を引き出すのはさすがですけど、今回はそのあたりさえも千花ちゃんワールドに影響されてる感がありました。
結論:今回はマジで千花ちゃんが強かった