第二期白銀政権の記念すべき第一回からぱんつ回!
どうも、いなかです。
この記事では、作・赤坂アカのヤングジャンプコミックス「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」60話のネタバレレビューをします。
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前回の引きで、生徒会室に入るミコちゃんのコマに「役職は…?」などというアオリ文が入っていたため、「ほーん、じゃあ誰が何の役職につくかで一週バタバタする回が挟まったりするんかの?」などと考えておりましたが、まっっっっったく違いましたね!!
赤坂神は、わたくしの想像の遙か上を行ってくれましたよ!!まさかまさかの、いきなりのぱんつ回!!
まあ、メンズだけなんですけどね。
石上はブリーフ派
着替えの途中で、うっかり扉を開けてしまった…そんな王道のラッキースケベ展開から今週は始まります。
まあ石上なんですけどね。
「きゃーっ!!」とか可愛い声あげやがって…。まったく可愛い奴だぜ。
本人によると、体育の授業の後、時間がなくて着替えられなかったとのことですが、気にせず放課後の教室で着替えてもよさそうですけどね……ハハーン、さてはコイツ見られたがっていたな?
まあ石上の場合、まじで教室に居場所ないという話もありそうですけど。そしたらバカ回の裏ですげえ重い感じの話が進行してますね…。
目ざとくチェックする千花ちゃん。そしてこのからかい半分の発言が、後のストーリーに重大な影響を及ぼしていくんですから、構成キレッキレですよ。本当に赤坂アカ先生ってすごい。
千花ちゃんにブリーフをからかわれた石上は、アンチボクサーパンツ原理主義者として暴言を吐きまくります。
改めてコマを拡大すると、かぐやの目が完全に死んでるのがよくわかりますね。
まあこの時のかぐやはヤリチンの意味がわかってなかったので、単純に石上が何を言っているのかわからなかっただけかもしれませんが(←最高にポジティブな解釈です)
会長のぱんつは…?
ボクサーパンツをはいている奴は全員ヤリチン。
石上の気迫に気圧されたのか、かぐやの心には深くその言葉が刻み込まれたようです。
そしてこうも思います…「会長のぱんつを見れば、会長がヤリチンかどうかがわかる」と。
アホですね。
まあ選挙でエネルギーを使い果たしたんでしょうね!でもアホです。
この後、かぐやは数ページをかけて「なんとか会長のぱんつを合法的に見る方法はないか」について思索するのですが、「変態すぎる」方法しか思いつきません。
でもぱんつは見たい。どうしても見たい。会長はヤリチンパンツマンなのか。それともそんなんじゃないのか。
あれこれ策を弄するからダメなの!
だったら真正面から聞いてみればいいんじゃない!?(キュピーン)
くっそ面白いんですけど、どこか狂気を感じますね、このコマ。
かぐやのにこやかな表情も、お茶の「コポポ」という音も、御行の「ああ 俺の好きなパンツか」という返しも全て計算された狂気って感じです。まあ、つまり最の高ってことなんですけど。
御行さんもそりゃ勘違いしますよ。こりゃ履いてほしいパンツのリクエストを聞いてきてるんだ、ってね。
でも、さすがにもうちょっと確認というか、探りを入れてほしかった。
さすがに付き合ってもいない状態で「どんなパンツを履いてほしいか」聞いてくる女子がいるわけないでしょうよ…!
まあね、いきなり想定外の場所から攻撃を喰らったら平静ではいられないっていうのもわかりますけどね。ぱんつっていう単語だけでかなりの破壊力あるもんね。
そして御行は、必死で「キモくないパンツリクエスト」を考えて、かぐやになんとかマイルドに伝えようとするわけですよ。
頑張って伝えて、その結果ヤリチンパンツマンに認定されてしまうという。
今週の御行はほんと一個も悪いことしてないのに、勝手に幻滅されてしまって本当に可哀相(笑)
伊井野にもあらぬ誤解をさせてしまいますしね。そういや伊井野さん普通に馴染んでたし特に加入について何の言及もなかったな。オチ要員としては最高の仕事をしてくれましたが。
総評:俺たちの生徒会が帰ってきたぜ
生徒会の解散からこっち、ちょっと展開が違う感じが続いたじゃないですか。
その間も御行とかぐやのイチャイチャもちょいちょいあって、いい回もたくさんあったんですけど、やっぱりちょっと物足りなさもあって。
それが何かって言うと、生徒会室でこんな感じでバカなことやってるっていう、「かぐや様は告らせたい」の原点の部分がどうしても不足してたのかな、と。
生徒会使えなくなっちゃったから、お話の構造上仕方がなかったんですけど。
その分、久しぶりの生徒会の一発目を、こんな飛び切りバカなネタにしてくれて、作者さんには本当に、ありがとう以上の言葉が出てきません。
ノリと掛け合いが生徒会解散する前そのまんまで、バカ回にも関わらずなぜかある種の感動を禁じえませんでした。
俺たちが待っていたのはこれだったんだ!という感じです(俺たちといいつつ、もちろん個人の感想ですよ)
また来週が楽しみです。