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選挙回は前後編。今週はまずミコのターン
どうも、いなかです。
この記事では、作・赤坂アカのヤングジャンプコミックス「かぐや様は告らせたい～天才たちの恋愛頭脳戦～」57話のネタバレレビューをします。
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選挙前、石上から提案が
作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい57話より
そもそも石上から始まる回というのもかなりレアなんですけどね、提案の内容もなんか石上らしくない感じなんですよ。
やたら好戦的というか、積極的というか。
ここだけ見たら、かぐやのように「何か不利をひっくり返すような奥の手があるのかな？」と思うのが普通でしょう。
でも石上は「選挙で勝つのは確実に御行だ」とだけ言い、それ以上は何も語りません。
最初はお互いの応援演説から
選挙はまず伊井野陣営の応援演説から始まります。演説するのは、もちろん例の眼鏡ちゃんです。
作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい57話より
大舞台に挑む彼女を、ミコちゃんも手を取って激励します。かわいい。
先週、先々週と確信が持てませんでしたが、伊井野陣営は完全にこの二人だけなんですね。あの厳しすぎる公約に賛同できる人間はなかなかいないということでしょうか…。
一方の白銀陣営は、いつのまにか旧生徒会のメンバー4人で固められています。このあたり、やっぱり戦力に差があるなと感じさせられますね。
応援演説の間も、個々がそれぞれに力を発揮してかぐやを、そして御行を盛り立てます。
特に石上の功績が大きい。かぐやの応援演説の中で、石上が作ったPVが流れますが、コレが会場を大いに盛り上げてくれるんですよ！
作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい57話より
実際に舞台に立つかぐや以上とまでは行きませんが、それに迫るくらい重要な効果があったと思います。というかこいつほんとに石上？というレベル。
間違いなく、連載開始以来もっとも石上が輝いた瞬間だと断言できます。やったぜ！俺たちの石上がついにやってくれたぜ！
まあ、絵面的に締めるのはかぐやなんですけどね。
作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい57話より
ミコのパートナーのおさげちゃんは、この時点で白銀陣営の底力を悟った様。顔を合わせた時点では、態度が大人げない上に、完全に慢心してましたからね。これまでに凄さを感じようがなかったのは白銀さんサイドにも問題があります。
伊井野ミコには致命的な弱点が
応援演説の後は立候補者による演説に移ります。順番は応援演説と同様、まずはミコ本人から。
ただここで、石上が勿体ぶっていたミコの「勝てない理由」が明らかになります。
作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい57話より
極度のあがり症なんですね。
マイクでも拾えるかどうか、というくらいの声しか出せなくなってしまいます。
石上によると、毎回このパターンなんだそう。
普段から頑張っているのに、いざ人前に立つと実力を発揮できない…ということらしいです。
ミコちゃんは性格がお堅い分だけアンチも多く、そういう連中からすればこういう選挙演説など、恰好のネタを提供してくれる場…ということなんでしょうね。
でも、石上にはそれが許せなかった。
作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい57話より
がんばってるヤツが笑われるのが許せなかった。
まあ、だから「伊井野には徹底的に勝つ」というのは表現が歪みすぎてると思いますが(笑)
石上はずっと応援していたので、ここまで熱くなってくれるのは素直に嬉しいですけどね。
作者によると、石上は影の主人公で、この作品は彼の成長物語になる可能性がある…ということでしたが、やっとその時が来たと思っていいんですかね？信じますよ？
終わってみれば、ただの石ミコ回だった
新たなラブの始まりすら感じさせる回でした…！
個人的には十分な神回でした。記事のPV数的には低そうな気がしますが(笑)
（かぐや様関係の記事のPV数は、かぐやと御行のイチャイチャ度に比例すると思っていただいて間違いないです）
だいたい、ミコちゃん初登場の回からおかしいと思っていたんですよ。
御行「一年の伊井野ミコか…」
石上「ああ…あいつですか。知ってますよ。ちょうどそこでビラ配ってるから、直接会いに行きましょう」
直接会いに行きましょうとか、普段の石上は絶対言わないじゃないですか。
今回のPVのくだりを見ても、ミコちゃんが参戦すると知ってから、相当やる気だしてたのは間違いないでしょう。
口では「恨みも多い」なんて言ってても、必要以上にミコちゃんのことを見ていたのも明らかです。彼女に対して、思い入れは確実にあるんですよ。
ただ、そこはコミュ症の石上ですからね。どう転ぶかはわかりません。
来週は御行さんのイケメン回なのはほぼ間違いないでしょう。それはもう、対戦相手であるはずのミコちゃんさえも立てるような勝ち方をしてしまうに違いありません。
作・赤坂アカ かぐや様は告らせたい57話より
そんなことをやられたら、ミコちゃんも御行にクラッと来てもおかしくないじゃないですか。
石上→ミコ→御行
こんな感じの新たな三角関係が爆誕するのでは…？
そんな風に下種な勘繰りをしてしまいます。
ただ、ミコの気持ちが御行に向いてしまったとしても、石上にも何かしらの救いは欲しいんですよね。その辺どうなるんでしょうね…。特に何の救いもなく、オチ要員で終わる気もしますが…。
また次回レビューします…。
