『鬼滅の刃』6巻をネタバレレビュー・その2(後半分)

作・吾峠呼世晴 鬼滅の刃6巻より
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しのぶの素顔が少しだけ垣間見える6巻後半

どうも、いなかです。

この記事では、作者・吾峠呼世晴のジャンプコミックス『鬼滅の刃』6巻後半について紹介・感想をまとめていきます。

6巻前半の記事はこちら

『鬼滅の刃』6巻をネタバレレビュー・その1(前半分)
柱合裁判で(変な)柱が勢ぞろいする『鬼滅の刃』6巻前半をネタバレレビュー

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その2は蝶屋敷に連れ込まれてからの部分です。

蝶屋敷は一応、しのぶの屋敷として紹介されていますが、本人は空けていることが多いような印象を受けましたね。カナヲは比較的いることが多いようですが。

ただ、その分ふらっと顔を出したときは好感度爆上げでした。鬼滅も長く続いて、どっかで人気投票でもやってほしいですねえ。なんか善逸が一位取りそうですが。

機能回復訓練とかいう、修行回なのに神回という不思議回

テンポ的には蝶屋敷に連れ込まれてからの半週が治療、それから2週かけて機能回復訓練という、まあ実質的な修行回が入りました。

ただ、この修行回がすごくいいんですよ。

鬼滅は1巻の時から修行回がいいんですけど(わたくしは読むと泣いてしまいます)、今回もほんとうまく修行してるなと思います。他の作品だと退屈な中だるみになりがちな修行回が面白いというのが大きな武器ですよね。

導入部は久しぶりの善逸さんの迷言から。

作・吾峠呼世晴 鬼滅の刃6巻より

天国にいたのに地獄にいたような顔してんじゃねぇぇぇぇぇ!!

いや善逸さんの言いたいこともわかるんですよ。カナヲやアオイなんかを筆頭に、蝶屋敷の女子の皆さん可愛いですから、励みにはなりますよね。内容も基本的にはマッサージや鬼ごっこといった、一見楽しくやれそうなやつですし。

まあ、楽しそうな修行に限ってそう甘くはない、っていうのがお約束なんですけど。(そしてしんどそうな修行は見たまましんどいという…)

作・吾峠呼世晴 鬼滅の刃6巻より

女の子一人につき おっぱい二つお尻二つ太もも二つ ついてんだよ

すれ違えばいい匂いがするし 見てるだけでも楽しいじゃろがい!!

言いたいことはわかるんですよ、ええ…。

善逸さん正直でいいですよね…。でもこんなにでかい口叩いているにも拘らず、カナヲには手も足も出ず、そのうち訓練に来なくなってしまうというクズっぷりですよ。

多分ご飯とか作ってもらってるんですよね?衣食住を提供してもらいつつ、やることはやらないという…これはクズの鑑ですわ…。伊之助もですけど。

夜、しのぶとの会話で、彼女の内面が少しだけ明らかに

1巻の修行回では、錆兎と真菰が物語を盛り上げてくれました。

今回は蝶屋敷の面々、特にしのぶがその役を担ってくれます。

作・吾峠呼世晴 鬼滅の刃6巻より

もう登場する場面から、絵にめっちゃ力入っているという。

この場面では、最初こそしのぶが訓練に明け暮れる炭治郎を労うところから始まるんですが、その後は炭治郎がしのぶにいくつか質問をして、そこからしのぶの素顔が少しだけ垣間見えるという場面です。

修行回の中にこの場面を挟んでくれたことを、吾峠呼世晴先生には本当に感謝したいです。

というのも、那田蜘蛛山の戦いの時点では、正直しのぶのことは「可愛いし強いけど、キチガイ成分大目の天然キャラ」くらいにしか思っていなかったんですよ。やっぱり山での鬼とのやりとりを見ている分には、そういう風にしか思えなくて。

ただ、この夜のやりとりから一転して、あの残酷にも見える鬼とのやりとりの中にも彼女なりの意味があったんだなというのがわかって、一気に彼女が人間になった感があったんです。

作・吾峠呼世晴 鬼滅の刃6巻より

特にこのコマですね。しのぶが別に、ただ天然なだけでも、ただ残酷なだけでもなく、笑顔と怒りにそれぞれ意味があったんだなというのが凄く伝わってきて。

すげー強い人が、ちょっとでも弱いとこ見せてくれるのは、ぐっと来るものがありました。

とにかく、とてもいい場面でした。キャラクターの内面を掘り下げるというのはこういうことかと、感銘すら受けましたよ。

ただ、この場面はなんだかここから先、しのぶに訪れる死を暗示している感じもあるのが寂しいのですが…そういう展開にもなり得るんですかねえ。

この回で、彼女のことが一気に好きになれたので、できれば死ぬような展開にはなってほしくないですね。

巻の最後では十二鬼月の構成が明らかに

那田蜘蛛山での戦いで、少し気になったことがあったんです。

富岡さん、さすがに十二鬼月を圧倒しすぎではないか?と。

十二鬼月って、いわば鬼殺隊で言うところの柱じゃないですか。同格同士の戦いであそこまで差が付くものか?と思っていたんですよ。3巻で登場した、『鼓の鬼』響凱も、当時としては破格の強さでしたが、柱と比べたらかなり差があるでしょう。

そこらへんのパワーバランスが、ずっと疑問だったのですが、今回明らかになった情報のお陰でかなり解決しました。

上弦と下弦でかなり力量に差があるのですね。

上弦の鬼は100年も生きている上に、柱も葬ってきたと言います。

パワーバランス的には、上弦の鬼≧柱>下弦の鬼、と言ったところでしょうか。

響凱の目に刻まれていた文字は下陸。つまり下弦の月の6番目という、十二鬼月の中でも最も低いランクだったわけです。

しかも、十二鬼月を剥奪された後の上に、鬼同士の戦いで傷も負っていた(鼓の一つを失っていた)状態。だから、怪我をしていた炭治郎でも何とか勝てたというわけですね。

それに比べて、51話、52話で屋敷を支配していた「琵琶の女」は恐らく上弦の鬼なんでしょうが、響凱と比べたら血鬼術のスケールが違いすぎますもんねえ…。強い鬼の皆さんは、空間をホイホイ操れてほんとすごいです。柱の皆さんが負けてしまうのも、仕方ないですよね…。死んでほしくはないものですが。

6巻には、できればあと一話入れてほしかった…

何でかと言うと、あと一話あれば、カナヲが目立つ回が収録されたはずなんですよ。今週のジャンプにもカナヲとしのぶ、そしてしのぶの姉の番外編が収録されていて、7巻でまとめて入るのかもしれませんが。

あー、まあそう考えると次にまとめての方がいいんですかね。番外編が収録されなかったらとてもショックですけど。

カナヲも可愛いので、しのぶちゃんだけでなくカナヲの可愛いところもレビューしたかったのです。まあ次に持越しですね…。

では、また次巻レビューします!

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