柱合裁判で(変な)柱が勢ぞろいする
どうも、いなかです。
この記事では、作者・吾峠呼世晴のジャンプコミックス『鬼滅の刃』6巻について紹介・感想をまとめていきます。
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いやあ、『鬼滅』は力のあるコマがすごく多いと常々思っているんですが(5巻のヒノカミのあたりとかはその代表ですね)6巻はネタ的に力のあるコマが多すぎて、違う意味での衝撃を受けましたね。
あと、1巻分のレビューするだけでもあまりにも長くなりすぎるので、とりあえず「その1」「その2」で分けることにしました。
その1は柱合裁判のあたりまでです。
那田蜘蛛山での最後の戦いは、禰豆子を狙うしのぶたちとの戦い
まあ、なんだかんだいいつつ禰豆子は鬼なので、鬼殺隊に存在が知られれば、そりゃあ狙われますよね。
このあたりは言わば様式美的な展開なので、読んでいてそれほど心配している読者も少ないかと思います…けど、ジャンプで初めて漫画に触れたような子供はそうでもない…んでしょうか?『うしおととら』など、物の怪の類を相棒にしている作品は大抵似たような展開が一度は入るかかと思いますが。
この回はほんとに衝撃的なコマてんこ盛りでした。
まず扉絵がすでにヤバい。
しのぶによって治療されて、善逸は無事ですよーという扉絵なんですけど、あまりにもシュール可愛いんですよねえ。まさにシリアスなギャグ。
蜘蛛になる毒を、包帯ぐるぐる巻きでどう治療するのかという疑問はあるんですけど、治療された人たちの安らかな寝顔に、救いを感じるとても良い絵です。どうしても善逸に目が行きがちですけど。
あとやっぱり衝撃的なのはここ。
富岡パイセンにヘッドロックを掛けられるしのぶの図
鬼滅も広い意味ではバトル漫画というジャンルになるかと思いますが、長いバトル漫画の歴史にも、なかなか美少女がヘッドロックされている絵はないですよ。
しかも、富岡も本気で落とそうとしているのを、しのぶが腕を挟んでなんとか凌いでいるというガチなヘッドロックです。
ストーリー的には、富岡が炭治郎と禰豆子寄りの立ち位置を取ってくれるのがとても嬉しい場面なんですけどね。
鬼殺隊のなかで、炭治郎と禰豆子が孤立無援というわけではないというのがはっきりとわかる場面です。
捕えられた炭治郎と禰豆子は、鬼殺隊柱合裁判へ
力を使い果たしていた炭治郎と禰豆子は、カナヲから逃げ切ることはできなかったものの、カラスからの指令を受けて、即処刑は免れます。
捕えられた2人は、柱が勢ぞろいする、鬼殺隊柱合裁判にかけられます。
ここでは9人の柱たちが勢ぞろいするんですが、ここもまあなんというか、実に鬼滅らしい感じでして。登場する柱たちは以下の柱たちなんですが…。
炎・音・恋・岩・霞・蛇・水・蟲・風
ぜんぜん属性っぽくないんですよ。
いや炭治郎が「水」の呼吸使いで、善逸が「雷」の呼吸、伊之助の「獣(ケダモノ)」の呼吸はまあ例外としても、オーソドックスな属性っぽい感じがあるのかなーと思うじゃないですか。地水火風雷とか。
そこに恋とか蛇とかいるわけですよ。
まあ恋柱の人は可愛いからいいんですけど。いわゆる属性っぽいのは「風」、「炎」、あと俺たちの富岡パイセンの「水」くらいですかねえ。属性をイメージしていたので、柱もせいぜい5人くらいかなーと思っていたのに9人もいたのもびっくりしました。まあジャンプのそういう立ち位置の人たちは伝統的に人数多いので、想像しとけよって話なんですが…。
属性といいつつ、ケダモノ柱さんとかいるのかなーと少しだけ期待していたんですけど、当然のようにいないですし。それどころか、雷柱さんがいないんですけど…。
柱は、〇柱というのが決まっているわけではないということなんでしょうね。
いろんな属性の剣士がいて、強いと柱になるというシステムなのでしょう。伊之助が成長して超強くなったら、ケダモノ柱が爆誕するものと思われます。やべえ、すげえ見たい。
とりあえず恋柱の人が戦うところが早くみたいですね!「全集中・恋の呼吸」からどんな技が繰り出されるのか、まったく想像できないので。
ただ、しのぶも特に技とか使わずに中ボスくらいの鬼を瞬殺していたので、柱はあまり技を使わないのかもしれませんね。
「封神演技」の崑崙十二仙のようにはなってほしくないので、少しずつでもいいから皆どっかで見せ場欲しいですねえ。不死川さんとか、あんだけオラついてたんだからどっかでかっこいいとこ見せてほしいですよ。
では、残りはその2に続きます。