善逸の魅力が爆発!鬼滅の刃4巻レビュー

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レギュラー化した善逸がやっと始動

どうも、いなかです。

この記事では、ジャンプコミックスの「鬼滅の刃4巻」について紹介・感想をまとめていきます。4巻ということでネタバレありです。

いや~4巻も面白いですね!本誌で既に読んでいるのにも関わらず、発売直後に単行本買って2~3回読み返すレベルの面白さです。

最初はネガティブなモブだった善逸が、いつのまにか作品そのもののムードメーカーに

さて、この巻では3巻で登場した善逸、伊之助との共闘がメインになります。二人とも完全にレギュラーになりましたね。特に善逸は、初登場の最終選別の時には「死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ」とネガティブ極まりない発現をネガティブ極まりない表情で呟いて、作品の暗い雰囲気を助長するだけのモブキャラだったのですが、一周してすごく応援したくなるキャラクターになっています。

吾峠庫呼世晴 鬼滅の刃 4巻より

3巻ではほんの少しだけ(数えてみたら6ページ分でした)強さの片鱗を見せた善逸ですが、この巻では冒頭から善逸の心象風景メインのスタートになっています。

発言が異常に後ろ向きなだけで、善逸は決して弱いわけではないのです。その後ろ向きさも、大抵は戦うことに関してだけで、むしろ、人を信じる心の強さは十分に持っています。善逸は自分の強さがわかっていないので、戦うこと=自分が死ぬという構図だからでしょうか。

 時折みせるシリアス顔はとてもかっこいい、十分なイケメンなんですけどねえ…。

那田蜘蛛山での戦いでは、一人で強敵と戦う

4巻(と、恐らく5巻のほとんど)は那田蜘蛛山での戦いとなります。そこには炭治郎、伊之助、善逸の3人で向かうのですが、孤立してしまった善逸は一人で敵と相対します。

まあ、善逸がなぜ孤立してしまったのかというと、山に入るときに怖がったために置き去りにされたからなんですが(笑)でも炭治郎が禰豆子を連れて行ったことを思い出すと、禰豆子を心配して山の中にダッシュで突入していきます。その辺、根本的な人のよさが滲み出てますよねえ…。

そして、そこで見つける(見つけられる?)敵がこいつです。

吾峠庫呼世晴 鬼滅の刃 4巻より

 ええ、びっくりするくらい気持ち悪いです。最終選別のときといい、山に陣取っている鬼はどうしてこう気持ちが悪いのか。

善逸というメンタルの弱さでは右に出る者がいないような奴の敵にこんなのを用意するんですから、作者さんも意地が悪いです。しかも強い。

こいつも見た目通り蜘蛛を操るんですが、蜘蛛に咬まれた者を蜘蛛にしてしまう能力を持っています。しかも、たった30分で。ゾンビかよ。その気になればこいつ一匹で人類滅ぼせるんじゃないかというくらい強力な能力です。おまけに、こいつを倒してもすでに受けてしまった毒は消えません。

そして、善逸は速攻で咬まれます。

 

吾峠庫呼世晴 鬼滅の刃 4巻より

マジで毒と、その先にある死を怖がっているのは間違いないんですけど、善逸の場合どうにも「シリアスなギャグ」になってしまいますねえ…。

 毒を受けて、絶対絶命の状態になってからが善逸の真骨頂

 幸か不幸か、ごっそり抜けた自分の髪を見て、善逸は失神してしまいます。そこからが「眠ると強くなる男」の見せ場なんですけどね。

善逸の見た走馬灯のようなものでしょうか、修行のときの様子なども描写されます。六つある雷の型のうち、意識を失った状態でも、善逸が使いこなせるのが「霹靂一閃」一つだけであることも。

そして霹靂一閃しか使えないことは、敵にもあっさり知られてしまいます。

そこから善逸がどう戦うのか。そこは本当に善逸の真骨頂なので、ぜひご自身で確かめてみてください。

おまけ・禰豆子の出番は少ないけど可愛い

吾峠庫呼世晴 鬼滅の刃 4巻より

禰豆子(ちっちゃい)がひょこっと箱から出てきて、善逸と顔を合わせる場面です。

ほんと天使ですわ…鬼だけど…天使ですわ…。

前の記事でもあんまり禰豆子のことには触れてないので、どっかで禰豆子特集みたいな記事書きたいですねえ…。もう少し掘り下げられるくらいに、禰豆子の内面がわかるような描写が増えたらまじでやると思います。ふとももがすばらしいんですよね、禰豆子は。

善逸は少年漫画的には伸び代のかたまり、どこまで強くなってくれるのか

心が弱いとか、技が6個あるうちの1個しか使えないとか、すべて更に強くなれるための伸び代なので。

展開的にも、善逸のような怖がりだけど芯の強さは持っているタイプが、勇気を振り絞って強敵に挑む…そういう展開は大好物です。共感・投影をしやすいキャラクターなので、今すぐはともかく、しばらく後に人気投票やったら炭治郎以上の人気になるかもしれません。私ももう大好きです。

5巻についても、神回が約束されてますので、速攻で記事書きたいですねえ。鬼滅の刃については本誌で一周やるごとにレビュー書いてもいいくらいです。

ちなみに記事を書いた時点の号で、掲載順位はハイキューの次でした!当分打ち切りはないと思います!やったね!

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