Contents
主役は石上会計!かぐやが前回の借りを返すために奮闘
この記事では、作・赤坂アカのヤングジャンプコミックス「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」45話のネタバレレビューをします。
関連記事はこちら
前回、石上会計によって(結果的に)救われたかぐやが「借りができてしまいましたね」などと言っていて、あ~伏線っぽいな~でも石上回はさすがにないだろうし、どっかの話の途中で適当に返すのかな~、などとボンヤリと思っていたボンクラがわたくしです。
速攻で来ましたね、石上回
石上留年のピンチにかぐやがその頭脳を貸す
30話の試験回で語られたように、秀知院学園の偏差値は77。
基本的に成績を意識しない生徒などいないのですが、数少ない例外が石上優なんですよね。
試験回の時からすでに「赤点取るとまずいから勉強しなよ」とかぐやに言われているにも関わらず、試験前でも新作ゲームやりこんでいますからね。普通「やべーわー、勉強ぜんぜんしてねーわー」と言いながら勉強しているのがパターンですが、彼は真逆。
そりゃ赤点も取りますわ。
しかも、留年にリーチの状態にも関わらず本人には危機感がない。これ完全にダメなやつですよね。普通の試験でも、危機感や緊張感がなかったら勉強なんてしないものなのに、ガチでやばい試験にも関わらずこのざまですから。
ただ、かぐやに気が付いてもらえたのは幸運でした。
そのおかげでとっ捕まえてもらえましたからね。マジで、テスト前でも危機感がないやつにはこれくらいやらないとダメだと思います。
自分でやれてたらここまで追い詰められていないわけですからね。
というわけで、今回はかぐやが石上に勉強を教える回です。御行が藤原書記に教えてもらう系はすでにシリーズ化していますが、目先を変えて、かなりの変化球できましたね!
御行がそばにいなければ、かぐやは単なる天才
作者の赤坂アカ先生も、さすがに思ったんじゃないですかねえ…。
「最近、ちょっとかぐやのことポンコツにしすぎたな」と。
御行が藤原書記に教えてもらうシリーズでかぐやがほとんど出てこないように、今回は御行はほとんど出てきません。
すると…なんと!かぐや様が普通の天才になるんですよ!
ポンコツ化するのは御行絡みの時だけだって、はっきりわかんだね!
教え方は懇切丁寧だそうです。
「天才だから勉強で苦労したことない!だから勉強苦手な人の気持ちなんてわかんないし、教え方なんてわかんない!」とかそういうのは無かったです!
天才のかぐや様は、他人に勉強を教えるのも天才でした!
石上の過去が少しだけ明らかに
今回で、いままでまったく不明だった石上の過去や立ち位置が少しだけ明らかになります。
まあ、中等部の時に色々やらかして腫れ物扱いされているという、読むだけで辛くなるような内容でしたが…。また、恐らくそのことが原因で、一時的に不登校になっていたとのこと。
背景の絵から察するに、女子とのトラブルなのは確かでしょう。このくらいの時期に異性がらみのトラブルで悪者にされれば、多かれ少なかれ拗れるのは仕方がないかも。
石上会計が、リア充やカップルに対してやたら当たりが強い理由がわかりましたね。
ただ、現時点では生徒会メンバーとは特にそのようなしがらみは無いことから、石上が一方的に悪いわけではないのだろうという推測はできます。
でなければ、さすがに御行も石上を生徒会に入れなかったでしょうし(石上は御行がスカウトして生徒会に入りました)かぐやも、石上がどんなに追い込まれても勉強を教えたりはしないでしょう。
むしろ、単なるいいがかりで石上は一方的な被害者、というのが一番ありそう。
図書室ではこそこそと陰口を叩かれるのですが、
私に何か言いたい事があるのかしら?
やだ、かっこいい…。ちょっと氷入ってるかぐや様かっこいい…。
雑音を無くして石上を集中させてあげます。ホント御行がいないところでは質実剛健なお人です。この回はここから先もかっこいいかぐや様のオンパレード。
久しぶりにキリッとした決め顔見たな、という感じ。
ちなみに、御行はそんな二人を窓の外から見守るという、一歩間違えればかなりアレな行為をしているんですが、片手には本を持っています…フランス語習得のための本を。
フランスからの姉妹校歓迎会(2巻の終わり)でフランス語が話せなかったのが、よほど悔しかった模様。
今回は過去編のための前振り?
最後のページで、御行も過去編のフラグを立てています。
最近の展開から推察すると、来週あたりさっそくこの「古い話」絡みの回をやるんじゃないか、などと勘ぐってしまいます。
まあかぐや様の先読みは当たったためしがないので、全然違う可能性も高いんですが…。
読みが当たっても外れても、また来週レビューします。