新刊同時発売!怜1巻、シノハユ7巻レビュー!

原作・小林立、漫画・めきめき 怜1巻より
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本編とスピンオフ作品3作が2016/12/24に同時発売。そのうちシノハユと怜をレビュー

どうも、いなかです。

この記事では、咲16巻と同時発売されたスピンオフ作品、「怜」1巻、「シノハユ」7巻について、感想をまとめます。

いずれも原作は小林立、「怜」は漫画:めきめき、「シノハユ」は作画:五十嵐あぐりとなっております。

怜の1巻の部分は未読の方向けのレビュー風にしてみましたが、シノハユはネタバレありです。

本編の咲16巻の感想はこちらから。

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怜と竜華、小学5年生の邂逅を描く怜1巻

怜はその名の通り、千里山女子のエース・園城寺怜が主人公のスピンオフです。こういう作品が出るということは、咲・阿知賀編で相当人気が出たということなんでしょうね…気持ちはとてもわかります。阿知賀編ではラスボス級の存在感を持つ照を相手に、満身創痍になりながらも一矢報いるという展開ですから、胸が熱くなるというものですよ。

単行本を読むまで、内容をまったく知らなかったので、小学生編だったのには驚きでした。てっきり、高校時代のどこかの大会での活躍(地方予選とか)か、全国大会の5位決定戦なのかと思い込んでいたので。

小学生時代なので、1巡先を見る能力はまだ目覚めていません。麻雀自体が始めたばかりの初心者の状態で、どちらかというと竜華との出会い、もっと言えば百合的な部分がフィーチャーされています

展開的も、クラスの人気者の竜華の友達の座をかけて麻雀で勝負という、少女漫画に麻雀足しました的なノリです。

原作・小林立、漫画・めきめき 怜1巻より

アイキャッチにも使っているこのコマですが、一見うまいことチンイツであがっているのですが、実は一筒を捨ててしまっています。七筒と振り替えていれば更にいい手になっていたという…。まあ現実に即して考えれば、覚えたばかりの小学生に上手い下手言い出したらキリがないんですが。

絵はとてもかわいいので、とにかく怜と竜華の百合を眺めたいという人には強くおすすめできます。逆に麻雀の部分はあまり期待しない方がいいでしょう。

シノハユ7巻は市大会の団体戦で杏果が躍進

原作・小林立、作画・五十嵐あぐり シノハユ7巻より

シノハユ6巻の最後は閑無が、再会した悠彗にとばされたところで終わっていました。結果から書いてしまいますが、市大会一回戦はぎりぎりのところで無事に通過できます。

7巻の表紙は杏果。表紙に抜擢されているだけあり、今までは目立たない立ち位置だった杏果が大活躍でした。市大会一回戦は、杏果の大将戦に回ってきた時点で、トップか、総合一位に36800点差をつけるという条件だったのですが、終わってみればどちらの条件も満たしてしまうという圧勝でした

あと、「牌が縦に伸びる(同じ牌が重なりやすい)」という特殊能力があることもわかりました。この世界で生きていくためにはとても重要なんですよ、特殊能力を持っているということは。

この巻の本当の見どころは、闘牌よりむしろ一回戦のあとの杏果と閑無のやり取りですね。

原作・小林立、作画・五十嵐あぐり シノハユ7巻より

原作・小林立、作画・五十嵐あぐり シノハユ7巻より

強い勝ち方をした杏果に詰め寄る閑無と、つい気を遣ってしまう杏果。まあ今までずっと杏果が閑無を立てていたところもあり。閑無としては自分が不甲斐無さすぎて、なかなか結果に納得できない部分もあった。そしてそれは杏果としても同じだったということでしょう。

杏果はすぐ次のコマで「負けたらダメでしょ」と胸中で呟いています……このあたりのやりとり、立ち位置とコンプレックスみたいなのがいい感じに混ざっててとてもおいしかったです。シノハユはこういう感情を描く場面が本家よりも多いのがいいですね。

原作・小林立、作画・五十嵐あぐり シノハユ7巻より

閑無も気持ちを切り替えて2回戦(決勝)へ。このへんもいいです。

苦戦した1回戦とは対照的に、2回戦は快勝で湯町中は県大会へコマを進める…というところで7巻はおしまいです。2回戦は閑無もトップ。もともと1回戦のハコラスも、アンラッキーな部分が大きかったですからね。

それにしてもシノハユを通してずっと安定して勝ち続けているはやりはすごいですね。7巻でも登場した2半荘はいずれもトップを取っています。本編でもちょいちょい登場していることからも、将来に渡って成功しているのは間違いないのです。はやりだけでなく、他のキャラクターもうまく自分の道を見つけてほしいものですね。

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