主人公は怜!?関連作品4冊同時発売の咲16巻をレビュー!

作・小林立 咲16巻より
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スピンオフに続いて(?)怜が大活躍!すばらもあるよ!

どうも、いなかです。

この記事では、作・小林立のヤングガンガンコミックス「咲」16巻について、感想をまとめます。

スピンオフ作品のシノハユ7巻、怜1巻のレビューはこちらから。

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スピンオフを意識してのことなのか、16巻も怜の出番がほんと~に多いです。表紙も当然のように怜と竜華ペア。次の巻は哩と姫子がいいな。

阿知賀編の人気キャラ、怜と煌が満を持して本編で活躍

咲16巻は5位決定戦の先鋒戦がメイン。準決勝で惜しくも姿を消した4高(準決勝の8高はみんな応援したくなるいいチームでした)が5位~8位までの順位を確定させるために戦います。全国ランキングやコクマの選別にも関係してくるので、優勝を逃した各チームとも、気持ちを切り替えて挑んできます。

先鋒戦のメンバーは、怜、煌(すばら)、上重、本内。

先日の準決勝で力を使い果たして倒れた怜も、体調を戻して参加します。

東一局は、本内さんの倍満スタート。

作・小林立 咲16巻より

この倍満すら、怜さんの手のひらの上なんですけどね…。強豪校の上重を削るためのものです。

本内さんって「素敵です」の人なんですけど、顔と名前一致してる人ってどのくらいいるんですかね…。とてもいい人のオーラが滲み出ていて、非常に応援したいんですが、この面子相手ではちょっと厳しすぎたか~?という感じです(キャラの濃さ的に)。東一局こそ上重から倍満をあがるんですが、多分そのあとはノーホーラですね…。

本内さんみたいに、すごいいい人っぽいんだけど尺の関係であんまり出番なかった・学校が敗退してしまったという人かなりいますねえ…ちゃちゃのんとか。どっかでまとめて活躍するスピンオフが出ないもんかと思ってしまいます。

一方で、主人公級の活躍で、終始卓上を支配したのが怜。

作・小林立 咲16巻より

準決勝とは違い先制もぼちぼち取れ、自慢の一発を連発します。今までは「一つの一巡先」しか見られなかったのが、立直した場合・ダマにした場合など、複数のパターンの一巡先を見られるようになりました。準決勝で限界を超えたことで、能力自体の幅も広がったって…怜、どこまで行ってしまうんや…?

とは言っても、もちろん怜がすべてをコントロールできるわけでもないです。独走はさせまいと、準決勝では不発だった上重の爆弾が、この5決では怜に反応して火が付きます。大爆発です。

作・小林立 咲16巻より

場は一気に乱打戦の様相を呈します。着火した上重は左目に火花のエフェクトが付くんですが、これめっちゃかっこいいんですよね。表情も普段の田舎っぽさが消えてシャープになり、一気に強キャラのオーラを放ち始めます。

そうなると、苦しくなってくるのが煌。準決勝の時もそうでしたが「飛ばない」という守備的な能力の煌は、高打点の叩き合いになると、なかなかアガリまで結びつきません。まあ、脇が異常なだけですけどね。

作・小林立 咲16巻より

がんばりどころのがんばりどころ。

そう呟いて、煌は攻勢に転じます。くそかわですね。具体的には、怜にアシストしてもらいながらの鳴き速攻です。

麻雀は4人でやるというゲームの性質上、プレイヤー同士が一時的に共闘することも理論上は可能なのですが、実践はプロでも簡単ではありません。アシストしたい相手が欲しい牌がはっきりわかるわけではないですし、そもそもその牌を自分が持っていなければいけないので。

この局は怜が自分のあがりが遠かったこともあり、アシスト役に回ってくれます。一巡先を見る能力はアシスト役としても優秀で、煌のポン材をピンポイントで切ってくれます。ほんとに怜が万能すぎますよねえ。

最終的には望外のドラ連続ツモで2000・3900のツモアガリ。反撃の狼煙となるのでした。

その後は個々人がそこそこのあがりを繰り返し、あまり点差が変わらないまま半荘が終了。終わってみれば+20000点で怜、わずかに浮いて煌、その後に上重、本内と続きます。

本誌では未完成原稿での掲載が続いている状態。17巻はいつになるのか…

咲はもともと連載のペースが遅く、月一でも連載しないことがザラにあったのですが、最近はそれでも間に合わなくなったのか、未完成の状態で掲載して単行本で修正という状態になっています…。ハンタ状態と言えばイメージしやすいでしょうか。あそこまでラフではなく、トーンが未の状態とかそういう程度ですが。

やっぱりスピンオフや実写化など、本編以外のメディア展開が多すぎるのが大きな要因になっているのは間違いないと思われます。私もシノハユと怜、あとは完結したとはいえ阿知賀編も喜んで買っていたのでアレなのですが、やっぱり本編の連載を第一にしてもらいたいです。

全国大会団体戦の後の展開も色々と仄めかされていますし、そもそも団体戦で咲と照対戦しないし。遠い未来に「色々あったけど清澄全国優勝!」ってなっても、ストーリーの展開的には全然すっきりしない…。咲と照の確執はどこに向かうんでしょうね。

そもそも次の巻では5位決定戦をどこまで描くのか。さっさと決勝やってほしい気持ちと、5決をしっかり描いてほしい気持ち、両方あって困ります。怜のスピンオフが5決メインなら解決していたんですけど。

結局は気長に待つしかないんでしょうねー。ペースが遅いとはいえ、連載が続いているのはまだマシな方ですから。

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